四季・旅・愛〜芹洋子ファンサイト  

懐かしのお宝レコードジャケット集


此処では想い出のレコードジャケット・滅多に見ることの出来ないジャケットをご紹介します。著作に関わった個人又は団体から削除の依頼がありましたら削除する場合があります、ご了承ください。画像を従来より少し拡大しました。

■「恋のバードライン」「二人の高原」1969年 フジテレビ? FE-1008

el34okaさんが正に驚愕のレアアイテム発掘、いやお宝と言った方がいいかもしれません、そんなレコードの登場です。
1969年(昭和44年)に制作し10月15日から販売し、さらに当時12曲を発表しました・・・とも。長野放送総務部のかたから直接el34okaさんがお話を受けたとのこと。フジテレビ系の長野放送が企画したご当地ソングらしいです。
バードラインとは長野県上松から戸隠村を結ぶバイパスとして作られた有料道路のようですが、後に無料化・長野付近の地附山の道路の流失などにより路線変更され、現在は県道506号線としてその名残を残してるようです。
時代的に見て芹さんが昭和43年に大阪八尾市立清友高校を卒業と同時に上京され労音のステージでフォークソングを歌われていらっしゃった、そんな頃の録音でしょうか?A面の「恋の・・」は長野市から飯綱山に向かう自動車道がテーマです。どこか懐かしさを感じる「かつての歌謡曲」といった趣。B面の「二人・・」は宮本昇さんという男性歌手とのデュエット。
まだ少女然としてる「洋子ちゃん」が可愛らしくポーズをとっています。ワンポイントの帽子は桜田○子さんを5年ほど先取りしてますね?


■「野に咲くバラのように」1969年12月 ビクターSV-901 当時18歳


■「樹氷のように飾れたら」1970年7月 ビクターSV-2045 当時19歳


■「雲よ伝えて」1971年7月 ビクターSV-2168 当時20歳

上3枚はなんとビクターレコードからの発売。キングレコードに所属前の最初期のレコードです。
曲は「みんなのうた」に出てきそうな洒落たポップス調の「野に咲くバラのように」。清く正しいフォークソング娘といったイメージ。

「樹氷のように飾れたら」は園○りさんか辺見マ○さんかとみまごうお色気たっぷりな歌唱!「よっこおねえさん!一生ついてゆきます!」(^^;)チョーカーもなぜか色っぽいです〜。

海外音楽祭に持ち込みそうな折り目正しいポップスと言う感じの「雲よ伝えて」。それを意識したようなお化粧とお洋服ですね。この後の「牧歌〜その夏」に連なりそうな楽曲です。
いずれのジャケットもデビューしたての、溌剌よっこおねえさんの艶姿が刻印されています。

さらに下のブロマイドのような写真は「野に咲くバラのように」の製品前の見本盤にスリーブに入ったレコードと一緒に入っていたものです。



■「いきいきhappy life」

まるいのテーマソングのソノシートです。お買い物をされたお客さんに配られたノベルティ・グッズみたいなものでしょうか。なんと「ステージ101」の黒沢裕一さんとデュエットで、ジャケットにも「長髪」の黒澤さんが写っていられます。一見すると、さとう宗幸さんかと?


■「牧歌〜その夏」「その夕ぐれ」1972年 キングBS-1532

キングからのデビュー盤となったシングルレコードです。上述のビクターの頃のスタンスをある程度踏襲しながらも、歌唱力を全面に出し音楽祭に出品できるスケールを持った歌です。実際「ブルガリア音楽祭」第3位に輝きました。
ある感想で「大学の先生の作った難解な曲」という、一面では確かに言える見方もされます。が木庭しげるさんのもの悲しくも暖かい手触りの詩と、寺島尚彦さんの気高いメロディは上述の素晴らしい結果を残しましたし、つばめにとっては「一生に数曲だけめぐりあえる」大切な一曲です。
ブルガリアから帰ってきた芹さんを、NHK放送センター横の明治神宮との間の並木道で写した・・・・ように「感じる」一枚。(^^;)
芹さんが遠景で写っているのでズームアップしたお写真を追加します。


■「ゴールデン・オルフェウス・スターズ」 Balkanton  BTA1483/84

その「牧歌〜その夏」をひっさげて臨んだ「ゴールデン・オルフェ音楽祭」の実況録音盤のレコード。当地のオーケストラの技術と盛り上がりはなかなかの出来。芹さんの歌唱は言わずもがな。第3位の堂々たる記録です。
ただ英語の題名は「STAY」ですって。夏に留まって・・・という意味でしょうか?また作詞P.Stoupelって誰の事?木庭しげるさんではないのかしら?さらに作曲Nauhiko.Terashimaは尚彦をナウヒコと誤訳しているようです。

そしてジャケットに載っていたコンサート会場での芹さん。かっこい〜。

■「ファンタジー大阪」?年 キング NCS-965

所謂、委託盤でしょうか?大阪の地域興しの一曲?なかなかのご当地ソングになっています。B面は他の方の歌。地元の題材にめいっぱいサービスしてるような作品。「ぱあっとお花が咲きました〜」って言ってるのかな?この衣装はNHK「みんなのうた」の「矢車草」で出演した時の衣装と同じものに見えます。


■「青春の旅〜日本の抒情」

同じ時の撮影だと思われる一枚がこちら、アルバム「青春の旅〜日本の抒情」のカセット盤のジャケット。


■「芹洋子 ファーストアルバム 牧歌」 1972年12月10日発売 キングSKD-144

音楽祭出品曲、外国曲、フォーク、みんなのうた、多彩な取り合わせを見せるデビューアルバムでした。詳細は同名のコンテンツをご覧下さい。衣装は想像ですが、黄色の首の後ろで前からきたストラップを結ぶ形のやや背中と肩が出てるドレス・・・ぽいようですが?


■「初恋の風車」「はばたく心」1973年 キングBS-1783

どうです?この笑顔。「うふっ!」とニッコリポーズをとってる、まさに「歌のおねえさん」といった一枚ですね。こんな笑顔を見せられたら絶対に「いや」とは言えません、ね!伊東さん。(^^;)
「初恋の・・」はこの時代のアイドルポップス路線という感じの曲ですが、風車に初恋の思い出を重ねたり、「思い出はそれからいくつもふえたけど」と月日の経過を感じさせる点が秀逸です。「はばたく心」も明るい軽快な曲で忘れられない一曲です。


■「初恋のデッサン」「描きかけの肖像画」 1974年 キングBS-1856

上述の「みんなのうた」の「矢車草」映像衣装再び。「初恋の風車」とこのシングル盤は作曲が筒美京平さんで、楽曲・ジャケット共々アイドル歌手寄りの可愛らしいキャラクターを強調したシリーズでした。


■「愛の国から幸福へ」1974年 キング BS-1898

そしてついにメジャーヒットが出ます。北海道のJR(旧国鉄)の駅だった二つの駅を結ぶ愛の歌。国内旅行と幸せを呼ぶ駅名入りの切符が大流行しましたね。衣装は深緑のドレス。アルバム「愛の国から幸福へ」のお写真と同じ時のものでしょう。


■「北の通で」「花みずきの季節」1976年 キングBS-2008

A面は旅にシチュエーションを求めた一曲です。芹さんのナンバーにしてはめずらしく歌謡曲然としたものです。
B面は私の好きな曲です、70年代のフォークかニューミュージックへと変貌して行く中の曲という感じですね。詩のイメージは太田裕美さんの「木綿ハンカチーフ」を思い起こしたりします。芹さんのポートレイト写真としては、つばめの一番のお気に入りの一枚です。


■「四季の歌」「赤い小さな乳母車」1976年 キングGK-41
■「坊がつる讃歌」「愛」1978年 キングGK-218
■「坊がつる讃歌」「愛」1978年 キングGK-218(下右)

「四季の歌」「赤い小さな乳母車」
そして何といっても芹洋子さん極めつけのミリオンセラー「四季の歌」です。ジャケットは春夏秋冬の景色の写真と、とんでもなく美人に撮れてるポートレイト。三菱ランサー・セレステのCM写真の流用とのことですが、モデルさんいらずの美貌!
「坊がつる讃歌」「愛」
こちらも言わずと知れた芹洋子さんの大ヒット曲ですね。この曲も旅をテーマの曲になるかと思いますが、70年代以前からあった「発掘歌」としても素晴らしい一曲です。B面の「愛」も歌詞が素晴らしいです。どこか後の宮崎アニメの主題曲「君のせて」の歌詞に影響を与えたのではと思いたくなる部分があります。
「坊がつる讃歌」「愛」
ヒット曲の宿命か、あまりのヒットにレコード会社の慌てた対応なのかはわかりませんが、このシングル盤には別デザインのジャケットがありました。舞台は恐らく本当の坊がつるでしょう。ピクニックにきたような芹さんが微んでいるジャケットです。


■「旅にでたい」1977年 キングGK-158

「四季の歌」「赤い花白い花」に続くシングル。静かなフォーク調路線に定着した頃の代表的な曲です。
題名どおり旅を意識した地方の日本家屋を背景に、今正に旅をしてますと言いたげな芹さんです。


■「青春の旅・日本の抒情」1977年    キングSKA184 (画像はCD版)

つばめが芹洋子さんの一番好きなオリジナルアルバムを挙げるとしたらこのレコードになります。荒木とよひささんと小川寛興さんの提供した楽曲はどれも素晴らしいメロディ・ラインです。木下龍太郎さんの歌詞は、ある時は懐かしい日本の風景を描き、ある時は若者の旅と青春という、全編に「四季・旅・愛」の日本の詩情にに溢れています。
ジャケットは町屋?を背景に落ち着いた白とブラウンのワンピースの芹さん。萌えます。(^^;)


■「人魚の海」1978年 キングGK-207

長戸大幸さん作詞・作曲のファンタジーな詩が魅力の鳥羽水族館協力の一曲。場所は特定できませんが港で白い縦じまのワンピースにチョーカーが素敵です。


■「利礼航路」「時計台の鐘の鳴る街」1978年 キングGK-232

「時計台の鐘の鳴る街」は作詞作曲不詳になってますが、実際には浅沼修さんと言う方が作者です。
同氏は1960年代にボブ・ディランの「風に吹かれて」を聴いた影響でこの曲を作ったこと、芹洋子さんがこの曲を吹き込んだ事は聴いたがその頃は作曲者不明で、ご自身では万葉の詩歌の「詠み人知らず」のような人の心に残る歌が作れたことで満足で名乗りを上げるつもりがなかったことを語られています。
「時計台のある街」は地元の学校やサークルで今でも歌われていて、今度その時計台の収蔵庫に楽譜が納められるとのことです。今後も歌い継がれていってもらいたい曲ですね。


■「芹洋子 ベスト」1981年 キングK28A-200



いわゆるベスト物レコードですが、芹さんにしては珍しい衣装のお写真なので挙げてみました。上が表、下が裏面です。ちょっとエスニックというかオリエンタルな衣装が素敵です。


■「奈良の都」「マジョリティの願望」?年 キングNCS-2436

魅力的なスーツ姿のジャケットとB面の曲が芹洋子さんにしてはかなりブッ飛んだ歌詞なのでご紹介。まるでクレイジーキャッツの持ち歌を聴いているようです。
ゴルフの球がホールインワン・・・と思ったら夢覚めた〜
愛しの娘とくちづけと思ったら・・・夢覚めた〜
歌詞 寧楽山水さん。これ有名などなたかの雅号?(「大きいことはいい事だ・・」の息子さんといううわさも?)いつもよりやや長めのヘアスタイルとスーツ姿が珍しい一枚。


■「地底のランナー」1982年 キングNCS-1755

1982年に50周年を迎えた大阪地下鉄の委託版です。丸円の中に秋っぽいカジュアルな装いの芹さんが写っています。


■「出逢いを求めて-十和田湖へ-」1986年

一般に市販された「出逢いを求めて-十和田湖へ-」はK07S-10146で「れんげ草」とのカプリングのもので、ジャケットは十和田湖の乙女像と奥入瀬渓流の風景なんですが、こちらは青森観光連盟から出た「十和田八幡平国立公園指定50周年記念」の特別版です。なんとB面がない片面版です。


■「四季の歌」「ぼうがつる讃歌」キング・ゴールデンシリーズ K07S-2840

大ヒット曲2曲の再発シングル盤。リゾート地のコテージでくつろぐ芹さんというシッチュエーション。
このお写真は日本生活協同連合会の委託版「心のロンド」「虹のメッセージ」シングル盤にも使用されています。


■「芹洋子 四季の歌」 2002年 キングKKC-1021

「四季の歌」から「ぼうがつる讃歌」までの主だったヒット曲と「いま、地球が美しい」の計7曲が入ったミニアルバム。お洋服は「人魚の海」のワンピースなので、あのときの漁港で撮った一枚のようです。


■芹洋子 愛唱歌を歌う



■温泉 大分 日本一



■2019年のシングルCD「逢えてよかったね」です。
若い方にも、それなりのお歳の方にも心に響く一曲です。





■2023年曲集です。