四季・旅・愛〜芹洋子ファンサイト  

■つばめのネ申音楽家&神曲たち


こちらのコーナーでは、つばめが芹洋子さん以外の好きな音楽家とその代表曲目を一覧にしてみました。昨今、素晴らしいと思う曲を「神曲」などと申しますが、つばめは多神教信者のためか
(^^;)枚挙に暇がありません。主に出会った時代順に書きました。
私の特に尊敬する主要アーティストには名称を赤字で表記しました。


●伊福部昭先生
 小学生の頃、口笛でよく「怪獣大戦争マーチ」を吹いてました。昭和30年代の怪獣少年にとって、映画のスクリーンから聞こえてくる「原日本人」が持っていたかのような伊福部メロディがたまらなく魅力的でした。永く怪獣映画の音楽には光が当たりませんでしたが1983年、先生は怪獣映画のモチーフをオーケストラ曲にした「SF交響ファンタジー」を作られました。コンサートの実況録音盤のライナーノートには「今後最低50年は伊福部ファンはどんな悲しみにも耐えて生きてゆくことができるだろう、このライブ盤がある限り。」とありましたが全く同感です。
「SF交響ファンタジー第1番・2番・3番」

「ゴジラのテーマ」
「海底軍艦テーマ」
「怪獣大戦争マーチ」
「わんぱく王子の大蛇退治のテーマ」
「交響譚詩」
「日本狂詩曲」
「シンフォニア・タプカーラ」



●加山雄三
 当時「旅人よ」を近所のガキ大将が良く歌ってましたが、それでも加山さんの歌は好きでした。昭和30年代前半からシンガーソングライターだったこと、全編英語詩の音楽作りもし、コンセプトアルバム作りや、多くのリスペクターを生んだこと、さらには1楽章ながらピアノ協奏曲まで作曲と、当時の歌謡界に今に通じるポップセンスが忽然と存在していた加山(弾厚作)ナンバーの数々。つばめの特に好きな「白い砂の少女」「美しいヴィーナス」は、しっかりと山下達郎選曲のベスト版にも収録されています。
「旅人よ」
「ブラック・サンド・ビーチ」
「夕映えの恋人」
「夕日は赤く」
「まだ見ぬ恋人」
「海 その愛」
「湘南ひき潮」
「その日海からラプソディ」


●ハナ肇とクレイジーキャッツ
 子供の頃のお楽しみはたま〜に行く怪獣映画。併映は先の若大将とクレイジーキャッツ。当時クレイジーの「シ〜ビレちゃった」「ス〜ダララッタスイスイ」「ガチョ〜ン」が大流行でした。また、スーツ姿のメンバーが出てくると子供ながらにカッコイ〜と思ってました。007に似たヒロイズムを感じたのかもしれません。こちらも山下達郎選曲のベスト版の内容は隙がありません。
「スーダラ節」
「無責任一代男」
「愛してタムレ」
「これが男の生きる道」
「めんどうみたよ」
「ハイそれまでよ」
「あんた誰?」
「アッと驚く為五郎」


●冨田勲
 TVっ子だったつばめに音楽の楽しさを教えてくれた作曲家です。「マイティ・ジャック」のテーマはオーケストラの多彩な音色とスケール感を教えてくれた曲。「青い地球は誰のもの」は児童合唱団の澄み切った合唱と題名だけを繰り返す歌詞が感動的。「キャプテン・ウルトラ」の「宇宙マーチ」は携帯の着信音にしてます。そして現在でも、新作の「イーハトーヴ交響曲」で新たな感動に浸っています。残念ながら2016年に逝去されました。
「新日本紀行」
「ジャングル大帝」
「キャプテン・ウルトラ」
マイティ・ジャック」
「青い地球は誰のもの」

シンセサイザー「展覧会の絵」「惑星」
「イーハトーヴ交響曲」
「ドクター・コッペリウス」


●60年代のアニメ・TVソング
 この時期、1950年代末から東映動画の劇場アニメが始まり、1963年から手塚治虫先生の「鉄腕アトム」がテレビアニメ放送が始まりました。今日クール・ジャパンと言われる日本アニメの黎明期ながら様々なジャンルがこの時期に揃いました。音楽では服部公一・宇野誠一郎・小林亜星・いずみたく・高井達雄・宮内国郎・冬木透、別項で述べてる冨田勲・山下毅雄といった優れた音楽家が60年代を過ごした少年達に豊富な名曲を届けてくださいました。
「鉄腕アトム」
「ハッスルパンチ」
「悟空の大冒険」
長靴をはいた猫」〜「幸せはどこに」
「空飛ぶゆうれい船」〜「隼人のテーマ」
「ひょっこり
ひょうたん島」
「ウルトラマン」
「ウルトラセブン」


●ベンチャーズ
 「ダイアモンドヘッド」「十番街の殺人」等60年代エレキブームの頃の楽曲も良いけど、ブラスやオーケストラを加えた68〜71年頃が個人的には一番のお気に入り。ロックンロールからプログレへとポップスを愛でていったつばめにとって、最良の道案内でした。「日本だけの人気」と言う島国根性な意見もありましたが実際はアメリカでも正当な評価を得て60年代アルバム総売り上げ6位、インストゥルメンタル・グループとしての受賞歴は多数。2008年「ロックの殿堂」入りし、E・ジョン、B・ジョエル、B・スキャッグス、P.フランプトンなど数多くのビッグネームが「尊敬するアーティスト」「ベンチャーズがいなければ私は今ここにいない」とカミングアウトしました。
「急がば廻れ」
「ダイアモンドヘッド」
「パイプライン」
「十番街の殺人」
「星への旅路」
「フライト・オブ・ファンタジー」
「ハワイ5−0」
「ディープ・イン・ザ・ウォーター」




●行進曲(マーチ)
 ベンチャーズに夢中になっていた頃に友人の家でベンチャーズと共に聴いていたのが「星条旗よ永遠なれ」「クワイ河マーチ」「国民の象徴」「士官候補生」といった行進曲でした。明るく明朗なメインテーマ、メロディアスで優美なトリオ、と有名な曲ほど綺麗なメロディを持っています。
「自由の鐘」
「雷神」
「双頭の鷲の旗の下に」
「ワシントン・ポスト」
「旧友」
「ロレーヌ行進曲」
「美中の美」
「キング・コットン」


●ステージ101
つばめはヤング101の最若年層と同じか少し下の世代になりますが、TVを通してクラスメイトのような共感を持つから不思議です。歌・演奏・ダンスへの熱気、歌詞に「明日」「未来」等の言葉がいっぱいの青春時代の象徴のような一時でした。2004年10月の渋谷文化村でのコンサートビデオや、「101最終回」のビデオはもはや卒業アルバム並みの宝物です。
「涙をこえて」
「人生すばらしきドラマ」

「若い旅」
「恋人・中心・世界」
「夕べの祈り」
「しあわせの限界」
「若さがあるから」
「怪獣のバラード」


●「ルパン三世」の音楽
 山下毅雄さんの音楽は、ラテンとジャズ・ロック・ポップスが結びついたかっこよくしかも熱い音楽。1960〜70年代のTV番組で氏の音楽が毎日のようにかかっていました。1stシリーズの音楽はサントラが残っておらず効果音に残されていた音源が唯一の記録です。また「カリオストロの城」を始めとする大野雄二さんの音楽はフュージョンっぽいお洒落な音楽で作品を彩っています。
「ルパン三世テーマT」
「ルパン三世テーマU」
「アフロ・ルパン68」
「ルパン・ウォーキン」
「ルパン三世80」
「サンバ・テンペラード」
「ミステリアス・ジャーニー」
「炎のたからもの」


●「宇宙戦艦ヤマト」の音楽
 宮川泰さんの外国映画のようなカッコいいBGMがそれまでの日本のアニメにない魅力でした。
1974年の最初の放映時には松本零士さんのアニメが見られるだけで感激でしたが、放映は低視聴率で終わり、あの音楽も残された主題歌のレコードのみでしか聞けないのかとガッカリでした。その後、あれほどブレイクしようとは思いもかけませんでした。
「宇宙戦艦ヤマト」
「真っ赤なスカーフ」
「ヤマトのボレロ」
「美しい大海を渡る」
「地球を飛立つヤマト」
「哀しみのヤマト」
「元祖ヤマトのテーマ」
「大河ヤマトのテーマ」


●シカゴ
 「クエスチョンズ67/68」はブラスロックという形態とメロディアスな曲が衝撃的でした。あの頃のヒットが最高だけど、80年代の「素直になれなくて」もホロッとしてしまいます。ピーター・セテラの美声、テリー・キャス(ベンチャーズファン)のギターが忘れられません。
「クエスチョンズ67/68」
「ロウダウン」
「長い夜」
「サタデー・イン・ザ・パーク」
「僕らに微笑みを」
「アイム・ア・マン」
「ステイ・ザ・ナイト」
「素直になれなくて」


●リック・ウエイクマン
 ロックバンドとオーケストラによる究極のプログレッシヴロック「地底探検」「アーサー王と円卓の騎士たち」はオーケストラと合唱、ロックバンドという現代ある楽器の集合体の音楽。現在に至ってもつばめのマイ・フェイヴァリッツ・アルバムです。1974年「地底・・」1975年「アーサー王・・」とレコードで出逢い、80年代に「地底・・」海賊版レコードを聴き、90年代DVDで「地底・・・」オーストラリアライブ映像を観て、続編「地底探検・完結編」に触れ、2000年代に「アーサー王・・・」のロンドンライブDVDを観ました。2010年代「真説 地底探検」を聴き、2021年「アーサー王と円卓の騎士たち2016」と、40年に渡ってめぐり合いを重ねています。
「地底探検」
「アーサー王と円卓の騎士たち」
「ヘンリー八世の六人の妻」

「地底探検 完結編」
「真説 地底探検」
アーサー王と円卓の騎士たち2016」



●オリビア・ニュートン=ジョン
 最初はオーストラリア出身のカントリーを歌う女の子といった触れ込みで登場。1976年の日本公演の騒ぎも今は昔です。その後アメリカの音楽シーンやハリウッドに進出し、田舎出の女の子はすっかり都会で持てはやされる美人なお姉さんになってゆきました。先日最近の彼女が歌う「そよ風の誘惑」を聴いて目頭が熱くなったのは歳のせいだけではありますまい。
「故郷に帰りたい」
「イフ・ノット・フォー・ユー」
「たそがれの恋」
「レット・ミー・ビー・ゼア」
「そよ風の誘惑」
「愛の告白」
「ザナドゥ」
「ブラザリーラヴ」


●太田裕美
 「ステージ101」の後期のメンバーではピカイチと思える存在でした。ある日TVでソロデビューしたのを知り、さすが!と思いました。彼女はアイドルとニュー・ミュージックの垣根を越えた存在だったと思います。つばめの70年代の代表的女性ボーカルです。
「最後の一葉」
「木綿のハンカチーフ」
「夕焼け」
「たんぽぽ」
「南風 」
九月の雨」
「さらばシベリア鉄道」
「恋のハーフムーン」



●クラシック
 ゴジラ音楽〜マーチ(行進曲)〜R・ウエイクマン(プログレ)〜「宇宙戦艦ヤマト」BGM〜と聴いてきたつばめが次に聴いた音楽がグスタフ・ホルストの組曲「惑星」だったのは単なるミーハーの横滑りでしょうか?(^^;)
組曲「惑星」は始めて聴く曲で、眠くなってきたところに4曲目木星のあの、(今日「ジュピター」で知られる)アンダンテ・マエストーソ「我は汝、わが祖国に誓う」のメロディが・・・。まさに船が難破して海上を彷徨っていたところに突然、救助船がきたような(ヘンなたとえ話・・)嬉しく劇的な、つばめにとってはまさに「クラシック音楽」との出会いの曲なんです。好きな曲名の後につばめ好みの演奏を挙げてみました。

ヴィバルディ ヴァイオリン協奏曲集「四季」
        ストコフスキーニュー・フィルハーモニア管弦楽団
バッハ「トッカータとフーガ」管弦楽版
        ストコフスキー=チェコフィルハーモニー管弦楽団
モーツァルト交響曲第40番・41番ジュピター
        バーンスタイン=ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
モーツァルトホルン協奏曲
        ブレイン&カラヤン=フィルハーモニア管弦楽団 
ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」
        セル=クリーヴランド管弦楽団
ベートーヴェン交響曲第5番「運命」
        プレトニョフ=ロシアナショナル管弦楽団
ベートーヴェン交響曲第6番「田園」
        ワルター=コロンビア交響楽団
ベートーヴェン交響曲第7番
        バーンスタイン=ボストン交響楽団
ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」
        フルトヴェングラー=バイロイト祝祭管弦楽団
ベートーヴェンピアノ協奏曲 第5番 皇帝
        グールド&ストコフスキー=アメリカ交響楽団
ベートーヴェンヴァイオリン協奏曲
        バティアシュヴィリ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
ベルリオーズ 幻想交響曲
        バーンスタイン=フランス国立管弦楽団
ブラームス交響曲第1番
        ティーレマン=ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ブラームス交響曲第3番
        バルビローリ=ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
ブラームス交響曲第4番
        アファナシェフ=日本フィルハーモニー交響楽団
ブラームス ハンガリア舞曲集
        レーグナー=ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
シューマン交響曲第1番「春」&第3番「ライン」
        サヴァリッシュ=ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
シューベルト交響曲第9番「ザ・グレート」
        レーグナー=ベルリン放送交響楽団
チャイコフスキー交響曲第4番
        ショルティ=シカゴ交響楽団        
チャイコフスキー交響曲第5番
        バーンスタイン=ニューヨーク・フィルハーモニック
チャイコフスキー交響曲第6番「
悲愴」
        マゼール=クリーヴランド管弦楽団
チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番
        ワイセンベルク&カラヤン=パリ管弦楽団

チャイコフスキー「大序曲1812年」
        ドラティ=デトロイト交響楽団
チャイコフスキー三大バレエ音楽
        ロストロポーヴィッチ=ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ドヴォルザーク交響曲第8番「イギリス」
        ロストロポーヴィッチ=ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界から」
        バーンスタイン=イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ドヴォルザーク スラブ舞曲
        マゼール=ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ビゼー 「アルルの女」「カルメン」組曲
        ケーゲル=ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ムソルグスキー組曲「展覧会の絵」
        サラステ=トロント交響楽団(サラステによる各編曲者の選択盤)
        アシュケナージ=フィルハーモニア管弦楽団(アシュケナージ編曲盤)
        ストコフスキー=ニューフィルハーモニア管弦楽団(ストコフスキー編曲盤)
        P.ヤルヴィ=シンシナティ交響楽団(ラベル編曲盤)
ムソルグスキー交響詩「はげ山の一夜」
        ストコフスキー=ロンドン交響楽団
リムスキー=コルサコフ交響組曲「シェヘラザード」
        スヴェトラーノフ=ロンドン交響楽団
ホルスト組曲「惑星」
        バーンスタイン=ニューヨーク・フィルハーモニック
サン=サーンス交響曲第3番「オルガン付き」
        デュトワ=モントリオール交響楽団
レスピーギ ローマ三部作「ロ
ーマの松」「ローマの泉」「ローマの祭り」
        マゼール=ピッツバーグ交響楽団
スメタナ 交響詩「モルダウ」
        セル=クリーブランド管弦楽団
シベリウス交響曲第2番
        バーンスタイン=ニューヨーク・フィルハーモニック
シベリウス交響詩「フィンランディア」
        カラヤン=ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
シベリウス 「悲しい円舞曲」
        カラヤン=ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ブルックナー交響曲第4番「ロマンチック」
        カラヤン=ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
マーラー交響曲第1番「巨人」
        バーンスタイン=アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
マーラー交響曲第3番
        レヴァイン=シカゴ交響楽団
マーラー交響曲第4番
        アバド=ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
マーラー交響曲第5番
        カラヤン=ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
マーラー交響曲第9番
        バーンスタイン=ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
エルガー  行進曲「威風堂々第一番」
        バーンスタイン=BBC交響楽団
ラベル    ボレロ
        マゼール=フランス国立管弦楽団
ガーシュイン ラプソディ・イン・ブルー
        バーンスタイン=コロンビア交響楽団
ガーシュイン パリのアメリカ人
        バーンスタイン=ニューヨーク・フィルハーモニック
グローフェ 組曲グランド・キャニオン
        ドラティ=デトロイト交響楽団
ショスタコーヴィッチ交響曲第5番
        バーンスタイン=ニューヨーク・フィルハーモニック      
ストラヴィンスキー「春の祭典」
        バーンスタイン=ロンドン交響楽団

                                 



●NHKで聴いた曲
 「歌はともだち」「ステージ101」「みんなのうた」とNHKの音楽番組はよく見ていましたが、ドラマやバラエティでも良い曲がいっぱいありました。他の項でも挙げてますが、重ならない曲をご紹介します。
「川はいいな」 ドラマ「天下御免」より(山口崇・林隆三・津坂匡章)
「夢色ヒコーキ」 NHKニューソングより(久保田育子)
「夕焼けの空」 「新・八犬伝より」(坂本九)
「バビロンまでは何センチ?」 人形劇「ひょっこりひょうたん島」より(若山弦蔵 他)
「もしも僕に翼があったらな」 同(中山千夏)
「風の子守唄」 「みんなのうた」より(岸部シロー)
「道」 同(広谷順子)
「僕のプルー」 同(本田路津子)
「小さな木の実」 同(大庭照子)
「黄金の日日」テーマ 大河ドラマから
「花神」テーマ 同


●コスモス
 だれ、それ?っていうかたが多いかな?現在アメリカのジャズシーンで最も有名な女性ピアノ奏者、松居慶子さんが80年代初期に作っていた女性キーボードトリオです。YAMAHAのポプコンがらみの結成だったように思いますが、3人のメロディメーカーぶりがとにかく凄かったんです、TVのBGMでさんざん使われてました、そしていまだにTVのBGMで時々耳にします。
「亜麻色のスーベニール」
「太陽と女神」
「スパイラル・ドリーム」
「トロピカル・クルーズ」
「マイ・ミューズ」


●石川優子
 最初はアイドルっぽいルックスに惹かれましたが、実は素晴らしいセンスを持ったメロディー・メイカーでした。つばめにとっては80年代最高の作曲家&女性ボーカルでもあります。彼女の曲は日本の歌謡性と洋楽ポップス感覚を兼ね備えた優れたポップチューンです。どの曲もつばめの胸に落ちます。他の人へも楽曲を提供してますが「NHKビデオギャラリー」主題歌デューク・エイセスの歌った「星の旅人たち」は今やデュークの代表曲。良い曲ですよ。
「キス・ミー・すぅいーと」
「夢色気流」
「シンデレラ・サマー」
「そして・風になる」
「誘惑のプレリュード」
時の踊り子」
「涙のロートレック」
「星の旅人たち」



●松田聖子
 私の神曲の中では珍しく純正のアイドルです。当時の彼女のアルバムは、現役バリバリだったニュー・ミュージック気鋭の作曲家達が競って曲を書いてました、松任谷由実・大滝詠一・財津和夫・南佳孝 等等。なので、彼女の曲は幾つかの例外はあれど所謂ヒット曲よりもアルバム曲のほうが今でも新鮮に聴けます。
「North Wind」
「白い恋人」
「Eighteen」
「制服」
「一千一秒物語」
「いちご畑でつかまえて」
「冬の妖精」
「ハートをRock」


●海援隊
 「金八先生」が有名になったころのアルバムで「倭人伝」という作品があります。名曲「贈る言葉」も素晴らしいのですが全体を通して、ちょっとした日本人(倭人)の叙事詩といった趣が忘れられない、同時期の武道館ライブアルバム「一場春夢」と共に、私にとっては名アルバムになってます。
「倭人伝」
「風景詩」
「二
流の人」
「肩より低く頭をたれて」
「JODAN JODAN」
「石に刻め」
「パパお花咲いてるね」
「海を忘れた倭人たち」


●ジューシィ・フルーツ
 誤解される事の多いグループですが、彼らこそ60〜80年代を総括したエレキロックバンドでした。テクノロック風の「ジェニーはご機嫌ななめ」で記憶の方がほとんどでしょうが、彼らの本領は「ふりむかないで」「燃ゆる瞳」「恋するシャンソン人形」などの現代風なリメイクや音楽史上、最もスマートな反戦(厭戦)アルバム「27分の恋」など純度の高いバンド活動でしょう。またメンバーの高木利夫君はヒカシューの井上誠さんと伊福部昭再評価の道を切り開きました。
ミニスカート気分」
「TOKIO通信」
「いけないいけないレイン・ドロップス」
「16月
の渚」
「夢見るシェルター人形」
「I.C.B.M.」
「メビウス・ラブ」
「ふりむかないで」


●鮎川麻弥
 伸びやかな声と、歌唱力の高さがひかるシンガーです。今も大人気の「機動戦士Zガンダム」のテーマ曲で一躍有名になりましたが、当時はむしろニューミュージックの歌手として好きでした。アルバム曲も恵まれていて、さらに当時からスタイル抜群ですが、今でも変わらない魅力的な女性です。
「愛はロマネスク」
「ハイヌーン・ボディ」
「夢色チェイサー」
「風のノーリプライ」
「レイニーラブ」
「キャンディ・ゲーム」
「Z・刻をこえて」
「星空のビリーヴ」


●エイジア
 プログレッシブ・ロックでありながら、よりポップな味わいを出したグループです。ジョン・ウエットンのボーカルは野性味のなかにも優しさのある声。その後メンバーチェンジを繰り返しましたが2006年、ウエットン、ジェフ・ダウンズ、スティーブ・ハウ、カール・パーマーのオリジナルメンバーで蘇った新生エイジアの東京ライブは格別でした。2017年ウエットンが亡くなり大変残念です。
「ヒート・オブ・ザ・モーメント」
「ワン・ステップ・クローサー」
「ヴォイス・オブ・アメリカ」
「偽りの微笑み」
「永遠の輝き」
「トゥルー・カラーズ」
「オープン・ユア・アイズ」
「ロックアンドロールドリーム」



●アラン・パーソンズ・プロジェクト
 最も洗練されたプログレです。ソング・ライターのエリック・ウルフソンとプロデューサーのアラン・パーソンズが腕利きのプレーヤーを集めてアルバムを作るパートタイムな音楽プロジェクトです。ウルフソンのメロディアスな曲目はロンドンのショウケースで奏されるミュージカル曲にもなる位普遍的な大人のポップスを感じますが、時にはソロ楽器の魅力をクローズアップさせ、時には大オーケストラで圧倒する。その代り身の妙にポピュラー畑のアーティストのなかでは一番音楽的信頼を寄せてます。現在最も敬愛する洋楽アーティストです。
「静寂と私」
「アイ・イン・ザ・スカイ」
「大鴉〜ザ・レイブン」
「オールド・アンド・ワイズ」
「運命の切り札」
「沈黙」
「何も見たくない」
「ワインディング・ミー・アップ」




●スタジオ・ジブリの音楽・久石譲・井上あずみ・ブリーズアドベンチャーズ
 久石譲さんは担当した一連のジブリ作品の音楽で今や日本の映画界に燦然と輝くおかた。歌手の選択もある時は新人に近い井上あずみさん、ある時はクラシック界から、あるときはロックから、またあるときは曲を提供したほぼ無名のかたからと単にビッグネームに頼らない行きかたは「日本映画音楽界のクロサワ」ですよね。またジブリの曲を歌唱するブリーズアドベンチャーズの特にはなみさん・いのりさんの声に歪みの全くない意味で、真円度満点のミラクル・ボイスには時を忘れます。
風の谷のナウシカ」
「君をのせて」
「め
ぐる季節」
「魔法のぬくもり」
「さんぽ」
「ひまわりの家の輪舞曲」
「さよならの夏」
「いつも何度でも」


●森高千里
 80年代の甘ったるいラブソングをあざ笑うかのような「私がおばさんになっても」「ハエ男」などの曲がすれっからしのおじさんには最高のカンフル剤でした。と同時に「この街」「夏の海」でのいじらしいまでの少女らしさに思わず「可愛い〜!!」と堕とされてしまうつばめでした。つばめにとっては90年代を代表する女性ボーカルです。森高、芹のミニスカート対決を同時期に見たかった!?・・・って結局つばめはそれかい!?(^^;)
十七才」
「この街」
「道」

「テリヤキ・バーガー」
「コンサートの夜」
「夏の海」
「私の夏」
「渡良瀬橋」


●「美少女戦士セーラームーン」の音楽
 「大丈夫?つばめさん」って声が聞こえそうですが(^^;)好きな音楽の為なら見境が無いのが私つばめです。有澤孝紀さんの音楽はヨーロッパ風ポップスからクラシック的なテイストの明るく正しい劇音楽。他の作曲家も参加し、声優さんがキャラクターのイメージソングを多数歌っていますが、どれもMORっぽい佳曲の宝庫。
「スーパー・ファミコン版『美少女戦士セーラームーンR』エンディングテーマ」
「月
にかわっておしおきよ」
「ほっとけないよ」
「Moon Revenge」
「ルート・ヴィーナス」
「愛の戦士」
「乙女のポリシー」
「ユア・ジャスト・マイ・ラブ」


●「サクラ大戦」の音楽
 新世代のアニメ音楽の大家、田中公平さんの音楽は良い意味で遊びが上手。昭和のアニメ主題歌を知るものには「檄!帝国華撃団」は抗しがたい魅力溢れるメロディーです。そのほかにも大正・昭和の唱歌・歌謡曲、60年代ポップス、70年代アイドルソング、80年代シティ・ポップス、宝塚メロディなどのキーワードからくる楽曲を満載。
「檄!帝国華撃団」
「さくら」
「愛ゆえに」
「花咲く乙女」
「夢のつづき」
「奇跡の鐘」
「恋の発射オーライ」
「ようこそ劇場へ」


●島谷ひとみ
 初期の曲、「市場に行こう」を聴いてお父さんの心は釘付けになりました。詩の中に列挙する香辛料の名前に、S&Gの「スカボロ・フェアー」を思い出します。南米系のリズムをサウンドコンセプトにしてる彼女独特の持ち味に感心しました。ブレイクした「亜麻色の髪の乙女」がむしろ歯がゆく感じられました。
「パピヨン」
「シャンティ」
「市場に行こう」
「解放区」
「いつの日にか・・・」
「やさしいキスの見つけ方」
「A.S.A.P.」


●桃井はるこ
 作詞・作曲・編曲をも手がけ、ファルセットを駆使しお得意のアニメ声とロックボーカルを変幻自在に使い分ける、そしてモリタカ並みのコスプレ衣装でパワフルなライブ。つばめにとって2000年代の代表的女性ボーカルです。ネット時代の恋人たちを歌う「Mail me」、昭和20年代のオーケストレーションと声で、現代の秋葉原を歌う「アキハバラプソディ」、華も実もありハートもある歌手です。
「Mail me」
「ルミカ」
「2
1世紀」
「ゆめのばとん」
「さいごのろっく」
「アキハバラプソディ」
「天空のスプライト」
「オペラファンタジア」


●2000年代以降のアニソン
 21世紀に入り、デジタル制作が一般的になったアニメはそれまでより多く作品が制作ができるようになりました。また音楽は従来のアニメ音楽のほかに、ゲーム業界からのRPGゲームで使われるクラシック的な拡がりのあるワールドミュージックや、打ち込みというパソコンを駆使したコンピューターミュージックなどを取り込み世界でも類の無い多様な進化を遂げます。もはやアニメソングは日本の進化したガラパゴス・ミュージックと言っても良いかもしれません。
組曲ニコニコ動画」
「アンインストール」(ぼくらの)
「鳥の詩」(Air)
「創聖のアクエリオン」(創聖のアクエリオン)
「コネクト」(魔法少女まどか☆マギカ)
「Enter Enter Misson」(ガールズ&パンツァー)
「ブルー・フィールド」(蒼き鋼のアルペジオ)
「ヒトリゴト」(エロマンガ先生)



●「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」の音楽
 2000年代アニソンの一方の雄である「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」の音楽。神前(こうさき)暁さんの音楽は管弦楽の造詣も深く、ポピュラー音楽へ理解ある守備範囲の広いもの。畑亜貴さんの作詞はネットの時代のアニメと若者像を、暖かく見守る視線に溢れている詩。そしてオリコンをにぎわしたキャラソンの数々。つばめにとっては「ルパン」「ヤマト」「セーラームーン」「サクラ大戦」以来のハマるアニソンです。
「Lost my music」
「ハレ
晴れユカイ」
「風読みリボン」
「青春いいじゃないかっ」
「最大聖地カーニバル」
「すげえんだってヴァ」
「女は嫁と娘だけ」
「組曲らき☆すた動画」


●初音ミクの音楽 
 動画サイトはアマチュアの音楽表現の大きな舞台となりました。特にボーカル演奏ソフト「初音ミク」の登場は象徴的で、彼女を詩の題材にした「メルト」「恋スルVOC@LOID」等はSFポップカルチャーと最新のテクノロジーが結びついた、アニメ&ゲーム愛好者の心象に突き刺さる名曲ではあります。
そしてあの冨田勲さんが最新作「イーハトーヴ交響曲」で起用したボーカリストが彼女・・・。永劫回帰というか・・・音楽を聴き始めた少年期の頃と、遥か半世紀近く時間を隔てた現在が何か「繋がった」ような想いがします。
「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」
「恋スルVOC@LOID」
「メルト」
「Tell your world」
「初音ミクの消失」
「荒野と森と魔法の歌」
「千本桜」
「イーハトーヴ交響曲」


●東方プロジェクト&アレンジ
 アマチュアの作曲家ZUNさんがパソコン用シューティングゲームを創作、コミケ等で発表。そのメロディは個性的な、主にマイナー・キー(短調)の哀愁溢れる曲達で、日本的・東洋的・東方的。伊福部昭・古関裕而・服部良一といった古参の作曲家が紡ぎだすメロディに近いかもしれません?今は無き昭和歌謡曲の美しい旋律の末裔が、不思議にも秋葉原のアニメ・ゲーム界隈で熱く鳴動しています。以降、特に好きな曲を列挙。上段「」が原曲名。下段『』がアマチュアサークルによる特に好きなアレンジ版です。
「夢消失〜Lost Dream」
  『喪失の雪夜』セブンスヘブンMAXION vo.佳織みちる 
「U.N.オーエンは彼女なのか?」
  『早乙女の遊戯そして流儀』NeutraL  vo.コツキミヤ
「天空の花の都」
  『私の裏側〜other half』sync art's vo.桃梨
「無何有の郷」
  『澄空の唄』Qlocks vo.haruka
「狂気の瞳〜Invinsible Full Moon」
  『月見湯温泉恋旅情』iosys vo.あゆ&三澤秋
「千年幻想郷〜History of the moon」
  『遙かなる時の幻想曲』sync art's vo.美里
「厄神様の通り道〜Dark Road」
  『神々の祈り』舞風 vo.沙紗飛鳥
「神々が恋した幻想郷」
  『色は匂えど散りぬるを』幽閉サテライト vo.senya
「少女さとり〜3rd Eye」
  『少女さとり』Frazile Online vo.杉並児童合唱団
「天空のグリニッジ」
  『天空のグリニッジ』Frazile Online vo.杉並児童合唱団
「二色蓮花蝶〜Red and White」
  『BICHROME another color』sync art's vo.珠梨
「東方萃夢想 砕月」
  『萃夢想歌』Silver Forest vo.なつみ



●Kalafina&梶浦由記
 今のアニメ界・日本の音楽界で菅野よう子さんと実力・人気を二分する梶浦由記さん。NHK「歴史秘話ヒストリア」「花子とアン」の音楽と聞いたら思い当たる方も多いのでは?梶浦さんの音楽を歌唱するKalafinaの超絶コーラス。個性的な3つの声はコーラスというより器楽三重奏かオーケストラの低音・弦・管楽器を声で表現してるよう。つばめにとっては正に奇跡の音楽です。2010年代と以降永年の代表的女性ボーカルです。2019年春、契約の関係で解散状態になりましたがKalafinaはまだ終わってないと思っています。
「歴史秘話ヒストリア」サウンドトラック 
「魔法少女まどか☆マギカ」サウンドトラック
「EDEN」
「未来」
「輝く空の静寂には」
「storia」
「光の旋律」
「胸の行方」
「symphonia」
「夢の大地」